- E X H I B I T I O N S -

"room runner "
松尾宇人写真展
in prinz

  会期:2004年8月30日(月)〜9月26日(日)
  時間:8:00-26:00、無休
 

会場 : prinz
606-8242 京都市左京区田中高原町5
tel : 075-712-3900
http://www.prinz.jp/
5系統バス 上終町京都造形芸大前 徒歩5分
3系統、204系統バス 高原町 スグ
叡山電車 茶山駅 徒歩2分

  概要:
60分あまりの時間を移動する車の中から撮影し、一枚の印画紙に封じ込めた写真展“room runner”を開催いたします。本作では直線的に進む時間軸を重層的に重ねることで、新しい都市の風景の生成に成功しています。作者は光と時間に興味を持ち、これまでにも様々な光のオブジェや写真作品などを制作して参りました。関西では初の本格的な個展となります。

展覧会意図:
ネイティブアメリカンは長距離移動をするさいに、魂が追いつくのを待つための休息をとるという。

個人の意志にゆだねられた移動概念は自動車の出現以降大きく更新されることとなった。速度と距離のバリエーションが、以前の10倍ほどになったのではないだろうか。これはリアルのバリエーションも10倍になったということもできるかもしれない。しかし、10倍加した社会の中で、休息は10倍になることなく、私たちは息つく暇もない中に投げ出されている。

夜の街で車を操縦する。一時間ほどシャッターを開けて夜の街の光を採集する。残されているのは、今という点の連なり。今という時間は切り取ることが出来ない。

過去から現在、そして未来は遍在しているのではないか。その中でピントが合っている状態が今なのではないのだろうか。機械としてのカメラは、被写界深度に幅を持たせることで、ピントを手前から奥にかけて合わせることができる。

直線的な時間軸という考えを採用しない時間の唯物論。ここにあるのは加工されたリアルであり、新たなリアルの提示である。

遍在する時間の中で今という時をリアルに生きるために。

アーティスト:松尾宇人

プロデュース:one good turn office

 
PAST ACTION