« pocopen "tingating à gogo" | Home | 鈴木博文『後がない。』ツアー2015 京都公演 »

2015年3月14日

北村早樹子「グレイテスト・ヒッツ」発売記念トーク&ライヴ

なりすレコード / P-hour presents
『北村早樹子「グレイテスト・ヒッツ」発売記念トーク&ライヴ』

2015年3月14日(土)
開場17:30 開演18:00

出演:北村早樹子 
トーク・ゲスト:森下くるみ

場所:恵文社コテージ(
京都市左京区一乗寺払殿町10 恵文社一乗寺店 南側)
http://www.cottage-keibunsha.com/

予約2000円 当日2500円
予約方法:p-hour@leto.eonet.ne.jpまで、件名を「北村早樹子」として、
お名前/お電話番号/ご予約枚数をお知らせください。


3b19304b083ade97d0c2ebe47a39d0a9cbc3546astd.jpg北村早樹子
http://kitamurasakiko.net/
1985年、大阪府生まれ。高校生の頃より、うたを作って歌いはじめ、2006年に1stアルバム「聴心器」をリリース、以降「おもかげ」(07年)  「明るみ」(11年) 「ガール・ウォーズ」(13年)と4枚のアルバムを発表。2014年、映画『殺人ワークショップ』(監督:白石晃士)の主題歌になった「卵のエチュード」を、初のシングルとしてリリース、同時発売で7インチアナログ盤「マイハッピーお葬式」を雷音レコード/なりすレコードよりリリース。課外活動として「溺死ジャーナル」に小説を寄稿したり、「TRASH-UP!!」でコラム連載をしたりもする。
2015年1月、10周年を記念したベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」を発売予定。



main3.jpg森下くるみ
http://blog.livedoor.jp/morisitakurumi/
女優・文筆家。『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(2011・8)で映画初出演。
2014年8月にはオフィス鹿プロデュース公演第2弾『山犬』で初舞台を経験。著作に『すべては「裸になる」から始まって』(2008・講談社文庫)や、『らふ』(2010・青志社)がある。その他、短編小説、コラムなどを執筆。

*************************************************************************************
572e830f6c6e10a488451814f6da9f5463d1ac44std.jpg北村早樹子ベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」

アーティスト:北村早樹子(キタムラサキコ)
タイトル:グレイテスト・ヒッツ
定価:2.200円+税
レーベル:なりすコンパクト・ディスク
発売元:(株)ハヤブサ・ランディングス
仕様:CD
発売日:2015.1.28
品番:HYCA-3047
JAN:4571167364473

ジャケット・イラスト:本秀康
特別寄稿:杉作J太郎、森下くるみ

収録曲:
01.卵のエチュード
02.歯車に絡まった男の話
03.春の熱
04.歌片
05.蜜のあはれ
06.子ども部屋
07.貝のみた夢
08.わたしの一角獣(新録音)
09.解放(新録音)
10.友達になりたい
11.だ・い・す・き
12.朝も昼も夜も(7inch ver)★初CD化
13.わたしのライオン(新曲)
14.ルミエル聖歌第一番「てんよりくだりしはじめのてんし」(新曲)

M.1=最新SINGLE「卵のエチュード」('14)
M.2,M.3=1st ALBUM『聴心器』('06)
M.4-M.7=2nd ALBUM『おもかげ』('07)
M.8-M.9=3rd ALBUM『明るみ』('11)
M.10-M.12=4th ALBUM『ガール・ウォーズ』('13)
M.13,M.14=本CDに初収録の新曲

*************************************************************************************
北村早樹子 歌手活動10周年記念ベストアルバム
「グレイテスト・ヒッツ」2015年1月28日発売!

可憐さと毒気が絶妙なバランスで同居する偉才女性シンガー・北村早樹子。
デビュー10周年を記念した初のベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」が登場!
ジャケット・イラストは人気漫画家/イラストレーター・本秀康の描きおろし!

今年、鬼才白石晃士監督の映画「殺人ワークショップ」の主題歌や、本秀康主宰の雷音レコードから発売した7インチEPが即完売するなど、じわじわと大きな注目を集めている偉才女性シンガー・北村早樹子。音楽シーンのみならず映画や舞台のクリエイター達の間でも大きな支持を集める彼女の歌手活動10周年を記念したベスト盤が発売!06年発表の1stアルバムから今年発売の最新シングルまで満遍なく選び、また木村文洋監督映画「へばの」主題歌「蜜のあはれ」(名曲!)他、今まで提供した映画主題歌を網羅した彼女のそれまでのキャリアが1枚で俯瞰出来る最強のコンピレーション・アルバム。昨年他界した、かしぶち哲郎(ムーンライダーズ)トリビュート盤「a tribute to Tetsuroh Kashibuchi ~ハバロフスクを訪ねて」(Pヴァインより発売中)にも細野晴臣、矢野顕子、山本精一ら豪華アーティストと共に参加するなどインディーズ・シーンで密かに注目度急上昇の彼女。最高のタイミングでのリリース!

*************************************************************************************
北村早樹子さんの奏でる音楽を耳にしていると聴いてるぼくのなにかが研ぎ澄まされていく。
なにかが帰ってくる。
なにかを取り戻した。
いつ。どこからだろう。ずいぶん昔、もう記憶も失っているくらい昔の、なにかを取り戻した。たいせつなものを取り戻した。
おそれ、おののき、よろこんだり、笑ったり泣いたりしてるうちに埋もれてしまった。
埋もれてしまって見えないから、それを喪失したものと思い込ん でいたが、まだ持っていた。そんなものを取り戻した。

杉作J太郎(映画監督、男の墓場プロダクション局長)


こんなに愉快なひとなのに、ひとりきりで涙を落とすことがどれだけたくさんあったろう。
どれくらい深く絶望して、どれだけ暗いものを、重いものを呑み込んできたんだろう。
細い腕で小さな背中であらゆるものを静かに赦した、その心の柔らかさこそが祈りなのかもしれない。
北村さんは誰のためとか自分のためとかでなく、もっともっと遠いところに向けて歌うひとなのだ、ということにふと気づく。

森下くるみ(女優、文筆家)